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当山のご案内

宇宙=大日如来 観音寺の七不思議 当山の訓戒 真言密教の学び舎


宗派  高野山真言宗
宗祖  弘法大師空海
本尊  千手観音菩薩
開創  弘安五年(1282)
中興  覚遍上人・慶長五年(1600)

 本山の興りは、弘安五年に西国三十三札所の第一、紀州那智山より千手観音菩薩を勧請したことに始まります。越後の国主上杉公を始め代々領主の厚い信仰を受けました。
 慶長五年、覚遍上人を中興開基として、元和四年(1618)には堀丹後守により内殿が建立されました。また、同五年には城主松平大和守により内殿に増築が施されました。
 寛永三年の失火でほとんどが灰と化しましたが、本尊のみ火中に歴然と存立したと伝えられております。その時の住職宗海上人は直ちに再建を志し、当時、既に奥州白河に移封となっていた松平公に懇請、また、領主本多吉十郎公のお墨付きを得、再建を果たされました。
 その後歳月は経ち、湯殿山行者木食佛海上人が住職に就き、明治八年には再建大修理が施され、寺門はその高徳を慕う信者により隆盛を見ました。
 明治三十六年三月二十日、ご上人は入定され、昭和三十六年七月に即身仏となられて、再びお姿をお現わしになられました。

 安置仏のご縁日
   千手観音菩薩 毎月17日
   大日如来   毎月28日
   不動明王   毎月28日

   弘法大師   毎月21日
   興教大師   毎月12日

   佛海上人   毎月20日



※Google Mapに追記し転載



宇宙=大日如来

 真言密教(真言宗)では、
「両部の大経」と呼ばれる
 『大日経』と『金剛頂経』
に説かれる二つの教えを根本の教理としています。

 しかし、この二つの教えは、異なったものではなく、
「両部不二」「金胎不二」として「宇宙の唯一つの真理」を二つの視点から説いた教えと解釈しています。

 その「両部の大経」に説かれる宇宙を
曼荼羅により具現化したものが

 大悲胎蔵生曼荼羅 (大日経)
 金剛界曼荼羅   (金剛頂経)

であり、
仏像として具現化したものが、

 胎蔵大日如来  (大日経)
 金剛界大日如来 (金剛頂経)

です。

 ※真言宗では、『大日経』が説く世界を「胎蔵」あるいは「胎蔵部」と呼び、「界」を付け「胎蔵界」とは呼びません。

 仏教は、「創造主」を立てません。従って、大日如来は、この宇宙の「創造主」ではなく、
  宇宙そのもの(宇宙=大日如来)
なのです。



【参考】両部不二(金胎不二)思想について (PDF)




    胎蔵大日如来 (当山安置)


 大日経に、
「菩提心を因となし、大悲を根となし、方便を究竟(くきょう)となす。」
という「三句の法門」が説かれています。
 これは、「菩提心、即ち自心を知りたい(如実知自心)という願いを持って、衆生を救済すること、即ち大悲こそが、人としてのもっとも重要な行動(方便)である。」ということを説いているのです。

 当山 大悲山観音寺は、
『大日経』に説かれる「大悲」の世界を具現化した

 胎蔵大日如来 (ご真言 おん あびら うんけん)

をお祀りしております。

 胎蔵大日如来を礼拝(らいはい)するということは、
「私たちが生を享けたこの宇宙のすべてをあるがままに受け入れ、自身を内面から見つめ直す。つまり、如実知自心(実の如く自心を知る)。」
ということなのです。

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観音寺の七不思議        ※ に連載中(不定期)の記事を転載しております。

観音寺の不思議 1
2015年3月18日 掲載

2/12に放送されたNHKの番組「即身仏~東北に息づく信仰の謎~」をご覧になられましたか?淡々とした田中泯氏の語りに、思わず引き込まれてしまいました。さて、不定期ではありますが、観音寺の七不思議を紹介していきます。今回は、その第...

Posted by 高野山真言宗 大悲山 観音寺 - 新潟県村上市 on 2015年2月17日

キリシタン灯篭

 いつの頃に建てられたのかは定かではありませんが、当山の裏庭には、「キリシタン灯篭」があります。

 それも二基。

 ひとつにはお地蔵様にも観音様にも見えるキリスト様かマリア様と思われる像が彫られており、もうひとつには、「ハート」が彫られています。このハート型の彫りは、他に例を見ないものだそうです。

 明治維新までは、神仏習合信仰がごく自然であったわが国の信仰。出羽三山の湯殿山はその東北の拠点でした。

 かつては神仏習合の湯殿山信仰の寺であった当山。そこに、キリスト教までも習合しようとしたとは思えませんが、ひっそりとたたずむキリシタン灯篭を見ていると、「信仰とは何か?」ということを、改めて考えさせられます。

 村上には、更に二基。

 ひとつは、護国山安泰寺(臨済宗妙心寺派、村上市塩町)にあります。そして、もうひとつは「御作事場の地蔵様」と呼ばれ、御城山(臥牛山)西麓の土居跡にあります。

 尚、写真右の灯篭は、1964年6月16日に起こった「新潟地震」で倒壊したために修復しました。そのために表面が白くなっております。


※新潟地震
1964.6.16 13:01発生、震源は新潟県粟島南方沖40km、地震の規模はM7.5。震度5(村上市)


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観音寺の不思議 2
2015年3月18日 掲載

【観音寺の七不思議 その2】新四国八十八箇所霊場の十二番寺仁王門裏手に掲げられいる額には、制作年が幕末の「安政三年」(1856年)と記されています。それは、安政の大獄(安政5年~安政6年)の少し前のこと。かつて、四国八十八箇所の...

Posted by 高野山真言宗 大悲山 観音寺 - 新潟県村上市 on 2015年2月18日

新四国八十八箇所霊場の十二番寺

 仁王門裏手に掲げられいる額には、制作年が幕末の「安政三年」(1856年)と記されています。それは、安政の大獄(安政5年〜安政6年)の少し前のこと。

 かつて、四国八十八箇所の「写し霊場」として、この越後の地に、「新四国八十八箇所」があったようなのですが、詳しいことは分かっておりません。

 当山はその十二番、阿波(徳島)の焼山寺の写しの寺であったようです。四国から遠く離れた越後の地に、「お四国」を再現した「新四国八十八箇所」。

 佛海上人(1828〜1903)の時代には、この村上も多くの巡礼者で賑わったことでしょう。


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観音寺の不思議 3
2015年3月18日 掲載

【観音寺の七不思議 その3】当山が望む場所北東の方角に直線距離にしておよそ56Km。そこは、文政12年(1829)に入定された即身仏「鉄門海上人」が安置されている「湯殿山注連寺」。第70回芥川賞(1974年)を受賞した森敦の『月...

Posted by 高野山真言宗 大悲山 観音寺 - 新潟県村上市 on 2015年3月2日

当山が望む場所

 北東の方角に直線距離にしておよそ56Km。そこは、文政12年(1829)に入定された即身仏「鉄門海上人」が安置されている
 「湯殿山注連寺」。

 第70回芥川賞(1974年)を受賞した森敦の『月山』の舞台となった寺院。

 佛海上人は、注連寺の住職も務められ、明治21年(1888)には、全焼した注連寺を再興されました。

 弘法大師空海が「長安」を偲ばれたように、佛海上人は終生、「湯殿山」を偲ばれていたと、聞き及んでおります。


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観音寺の不思議 4


(予定)


敬天愛人

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観音寺の不思議 5


(予定)


かりん 天然記念物とご上人の間の座卓

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観音寺の不思議 6


(予定)


佛海上人の護り刀 門外不出の名刀「月山丸」

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観音寺の不思議 7


(予定)


古義真言と新義真言

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当山の訓戒

 佛海上人発掘当時の第五十一世住職
堀周晃大和尚(1913-2010)は、

『佛海精神』
『その歩み、おそくともよし』

という二つのお言葉をよく口にされておりました。それは、

「激動の時代を生き抜く強い心と慈悲の心、
即ち、『佛海精神』をもって、
けっして急ぐことはない、
一歩一歩、歩んで行け。」

ということでしょう。




  堀周晃大和尚 直筆の色紙

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真言密教の学び舎

 このコーナーでは、
  「真言密教とは何か?」について考えます。


弘法大師坐像(萬日大師)
室町〜桃山時代(16〜17世紀)
高野山 金剛峯寺蔵



  管理者及び文責:川口永眞 (高野山真言宗僧侶)
   第五十一世住職の堀周晃師に師事した父に連れられ、
   幼少の頃より当山をたびたび訪れ、堀周晃師より数多くの教えを享ける。
   当家の菩提寺が大悲山観音寺であった縁から
   佛海上人の高野山奥之院墓所の菩提寺、また上杉謙信公が修行された
   高野山無量光院(*1)の住職 土生川正道前管様と副住職 土生川正賢大阿様
   に師事し、得度を享け加行を修め、高野山金剛峯寺より伝法潅頂を授かる。
   【略歴】
   昭和32年 東京都中央区八丁堀生まれ
   昭和56年 千葉大学工学部卒
   昭和58年 千葉大学大学院工学研究科  工学修士(光学・画像処理学)
   平成27年 高野山大学大学院文学研究科 文学修士(密教学)
   キヤノン、山一証券経済研究所等において、光学、人工知能、経済学 等
   の研究に従事。 現職は、システムエンジニア。
   その傍ら、
   真言密教の数理的研究と「真言密教の宇宙観」をテーマとしたCG制作に
   取り組む。

真言密教の宇宙観 scene1 智の収束

POV-Rayにより作成)


    (*1) 高野山 準別格本山 無量光院 のHPはこちらをクリック


※閲覧する場合は、(PDF) をクリックして下さい。

●仏教史
  ・日本 インド チベット 中国 仏教史年表 (PDF)
  ・チベット密教の萌芽 (PDF)

●初期仏教・大乗仏教 雑感
  ・大乗仏教興起の理由 (PDF)

●『般若心経秘鍵』からみる真言密教

般若心経 (PDF)  般若心経秘鍵 (PDF)  

  ・弘法大師空海の『般若心経』観 (PDF)
  ・真言密教の包容性 (PDF)

●真言密教 概観
  ・両部不二(金胎不二)思想について (PDF)

●真言密教の宇宙観
 本論は弘法大師空海撰述の『即身成仏義』を数理的に解釈し「真言密教の宇宙観」を探ろうとするもので、高野山大学大学院密教学専攻平成26年度修士論文として受理された『真言密教の宇宙観について』を原文として、加筆、再構成して掲載します。

即身成仏義 (PDF)  

  ・第1回 『即身成仏義』のキーワード (PDF)
  ・第2回 『即身成仏義』の三大説 (PDF)
  ・第3回 「多様不二」の数理的解釈 (PDF)
  ・第4回 「相応渉入」の数理的解釈
  ・第5回  真言密教の宇宙観
  ・第6回  提言 密教工学の可能性
  ・参考1  参考文献 (PDF)
  ・参考2  「六大無礙常瑜伽シミュレータ」について

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